ああ玉杯に花うけて(一高寮歌)-ボニージャックス

嗚呼玉杯(ぎょくはい)に花うけて

緑酒(りょくしゅ)に月の影やどし

治安の夢に耽(ふけ)りたる

栄華(えいが)の巷低く見て

向ヶ岡にそそり立つ

五寮の健児意気高し

芙蓉(ふよう)の雪の精(せい)をとり

芳野(よしの)の花の華(か)を奪い

清き心の益良雄(ますらお)が

剣(つるぎ)と筆とをとり持ちて

一たび起(た)たば何事か

人世の偉業成らざらん

濁れる海に漂(ただよ)える

我国民(わがくにたみ)を救わんと

逆巻(さかま)く浪(なみ)をかきわけて

自治の大船(おおぶね)勇ましく

尚武(しょうぶ)の風(かぜ)を帆(ほ)にはらみ

船出(ふなで)せしより十余年

行途(ゆくて)を拒(こば)むものあらば

斬(き)りて捨つるに何かある

破邪(はじゃ)の剣(つるぎ)を抜き持ちて

軸(へさき)に立ちて我(われ)よべば

魑魅魍魎(ちみもうりょう)も影ひそめ

金波銀波(きんぱぎんぱ)の海静か

発売日:2005-05-11

歌手:ボニージャックス

作詞:矢野勘治

作曲:楠正一