脱・プラトニック-桑田靖子

教えて どうぞあなたから

いくつの悲しみ重ねたら

私は 本当にあなたのものに

なれるでしょうか

春めく街に立ちすくみ

口びる小指でなぞってます

あなたの面影がまぶしくて

うつむきがちな夕暮れです

胸に秘めた あなたの淡い

想い出に 心乱れます

嫌われても嫌われても あなただけです

初めての日忘れられず 胸を責めます

愛し方は憶えたけど

愛され方は忘れそうな

16歳 春をまたひとつ見送ります

本当の齢よりも上に

見られて 愛されていたから

今では 同い年男の子たち

もの足りません

この髪 二度とあなたから

触れられることはないですか

はしゃいで街を行く恋人たちの

後姿 見とれます

胸に残るあの日の夢を

消せないで 心乱れます

好きなんです 好きなんです あなただけです

あきらめさえできないから苦しいのです

愛し方は憶えたけど

愛され方は忘れそうな

16歳 春をまたひとつ見送ります

嫌われても嫌われても あなただけです

初めての日忘れられず 胸を責めます

愛し方は憶えたけど

愛され方は忘れそうな

16歳 春をまたひとつ見送ります

発売日:1987-02-25

歌手:桑田靖子

作詞:売野雅勇

作曲:芹澤廣明