もうひとりの君を残して-久保田利伸

丘の斜面に咲く花

捜して来てと 君が言った

別れの朝になるのに

僕を頼る やさしさなら

帰る頃 君は居ない

この坂を 登りつめても

足元に広がる海

ふざけあう波に すべてうたがうよ

サヨナラ言えず 自由な瞳で

恋の意味を変えた夏を置き去りに

Give me just another word

Give me just another love

悲しくて

「昨日と同じ明日を

夢に見たらイケナイ」なんて

君の声 浮かべても

さみしさは 隠せやしない

朝露に 花びらさえ

思い出すばかり 輝いた日々を

失くしたすべて 自由な両手で

もうひとりの君を 映す青空を

Give me just another word

Give me just another love

この胸に

遠くへ続いてた はずの道が

ここから始まって ここで終るなんて

サヨナラ言えず 自由な瞳で

恋の意味を変えた夏を置き去りに

Give me just another word

Give me just another love

悲しくて

発売日:1989-10-08

歌手:久保田利伸

作詞:川村真澄

作曲:久保田利伸