女の純情知らんくせに-やしきたかじん

最終電車 わざと見送り

誘い言葉にのったあの夜

くすんだ夜風(かぜ)がひどく寒くて

あたたかな腕 しがみついたよ

軽い女だと思っているんでしょう

だけど私は そうあんただから

たやすく抱かれたの

女の純情知らんくせに

「可愛い」なんて ささやいた

言葉の中身を いま聞かせて

嘘かほんとかだけ どうか

愛してくれと言ったりしない

ひとりじめにもできなくていい

だからお願い あの想い出を

お酒のせいにするのはやめて

瞳そらすほど やましい気持ちなら

なんであのとき 私を抱きしめ

口説いたりしたのよ

女の純情知らんくせに

「忘れろ」と平気で微笑むの

あそびで男を愛せるほど

そんな器用じゃない 私

女の純情知らんあんたに

いまも本気で惚れている

愚かな女に ただ聞かせて

嘘かほんとかだけ どうか

発売日:2009-07-22

歌手:やしきたかじん

作詞:及川眠子

作曲:川上明彦