一時の夢-哀川翔

何も出来ぬうちに 終りが来たね

泣かせるのもこれが 最後の夜かもね

こうなる事分かって いたんだ俺には

まともな暮らし君は 望んでいたからさ

胸に顔をうずめて甘えて見せていても

心の逃げ場所をいつも探していた

愛に疲れただけさ 一人で苦しみ

胸の痛みを解きほぐす事は出来ないのか俺にはもう

熱いかけらを今も 捨て切れずにいる

時代遅れの男が一人歩いている 暮れなずむ街を

遠ざかるよ思い出 悲しい位

街の片隅わけも 無く彷徨っている

夜がマント下ろせば 一時の夢が

心深く染めて 温もり欲しくなる

悪戯に季節は 過ぎ去って行くけれど

変わらないさ俺の気持ち昔のまま

染み込んでいる俺の 心の中には

夏が残した夢祭りどしゃぶりの雨が降り出して来た

軒先で雨宿り 抱き締める腕を

君は擦り抜け この恋だけは信じたいのと君は呟いた

空に輝いてる星 一人占めにしてしまい

君住む街まで風に乗せて運びたい

愛に疲れただけさ 一人で苦しみ

胸の痛みを解きほぐす事は出来ないのか俺にはもう

熱いかけらを今も 捨て切れずにいる

時代遅れの男が一人歩いている 暮れなずむ街を

発売日:1993-02-21

歌手:哀川翔

作詞:馬場孝幸

作曲:馬場孝幸