追伸-ネスミス

こんなに近くにいるのに

どうして言い出せないのだろう

仲のいい友達のままで

時は流れ 思い出になるのか

斜め前で

無邪気に笑う

君の存在すら

僕の奇跡

誰も知らない

愛しさだけが

胸の奥に募って行くよ

そんな思いを

伝えたくて

白い便箋

下手な字だけが

本当の自分

突然 届いた手紙に

おそらく 戸惑っただろうね

一昨日(おととい)も会っていたくせに

そんな素振り 見せなかった僕さ

あたりさわりない

普通の文面

言いたいことなど

何も言えず…

追伸とだけ

最後に書いて

君を思う余白残した

書けない文字に

気づいて欲しい

大人になって

初めて出した

僕のラブレター

愛は言葉にならずに

もどかしいだけで

心を遠回りする

人は恋におちる度

孤独になるけど

君さえいれば それでいい それでいい

そして それから

君と会っても

まるで何もなかったように…

ただの友達(と)

あきらめた頃

届いたのは 君の手紙

届いたのは

君の手紙に

追伸の文字

発売日:2006-04-12

歌手:ネスミス

作詞:秋元康

作曲:BounceBack