きみの窓から-桑田貴子

きみの香りが消えると

朝には何も残らない

窓をすり抜け出て行ったきみの夢は

空と溶け合う水色

ぼくは何も聞かない 何も喋らない

ただ君の眠りの中へ

あの娘は春の風になって

どこか遠くへ飛んで行った

髪をほどいて横たわり

眠りの中で風になる

瞳を閉じたままで楽しそうに

微笑む口もとよ

朝に一人ぽつんと取り残されて

ぼくはコーヒーをいれる

きみは何も聞かない 何も喋らない

ぼくも連れてってくれないかい

あの娘は春の風になって

どこか遠くへ飛んで行った

髪をほどいて横たわり

眠りの中で風になる

きみは何も聞かない 何も喋らない

ぼくも連れてってくれないかい

あの娘は春の風になって

どこか遠くへ飛んで行った

髪をほどいて横たわり

眠りの中で風になる

眠りの中で風になる

歌手:桑田貴子

作詞:曽我部恵一

作曲:曽我部恵一