君がいたHoly Night-SEPIA'N ROSES

泣きながら手を振り バスを追って来た

君の想い出を連れて雪が降る

キャンドルの街角 二つの影が

幸せを見上げてるよ 君がいたHoly Night

雪が降りだすよ 空っぽの舗道に

君が「さよなら……」と言った

声が氷の息に変わる 君の気持ちなら

訊かなくても分かるさ

僕の何倍もきっと つらかったはずだよ

最後のクリスマスになるって もしも知ってたら

もっともっと優しくすればよかった…

涙が止まらないよ

泣きながら窓辺でVサイン出したね

君の切なさを連れて雪が降る

口笛が並んで角を曲がるよ…

結ばれると信じてた 君がいたHoly Night

空のツリーだね

灯が点るタワー

街の悲しみがみんな救われたらいいね

バーガーを齧りながら

映画を見たよね去年は

他に贈れる物がなかったけれど

ささやかに祝ったね

ひたむきに生きてた小さな勇気が

たったひとつの誇りさ いつまでも

流れてく時間に君の涙が

いちばん綺麗な星を ツリーに飾ってる

泣きながら手を振るまぼろしが消え

終バスの後窓に雪が降る

キャンドルの街角… 淋しさだけが

幸せを深く知るよ

君がいたHoly Night

発売日:1992-11-18

歌手:SEPIA'N ROSES

作詞:売野雅勇

作曲:都志見隆