No Way-ASKA

ビルの谷間で月が止まった

タワーの点滅が秒読みを誘ってる

万華鏡よりも多彩な顔の

夜の都会は 灯りの海に呑まれた

女は答えを聴くように

胸に耳あてたまま

こんな夜景にナパームをぶち込むような

画面を浮かべた

灯りに染まる炎のシーツの中で

抱き合いながら 分からなくなる

ひとつになって 分解し合ってる

一度遠くを見たから

近くには戻れない

女は生まれたばかりの姿で

絡む蔓になって

乾いた場所を避けて延びつづける

カーテンの向こうのガラス窓に

一枚の絵のように貼り付いた決まりの現実がある

もうこの部屋と外をつなぐものは何もないような気がした

no way, no way, there is no way.

こんな夜景にナパームをぶち込むような

画面を浮かべた

灯りに染まる炎のシーツの中で

どうせいつかは砂漠に帰って行く全ての世界さ

女は何を聴きながら 夢の何処をさ迷う

熱にうなされながら こぼす言葉のような

no way, no way, there is no way.

こんな夜景にナパームをぶち込むような

画面を浮かべた

灯りに染まる炎のシーツの中で

発売日:2001-04-18

歌手:ASKA

作詞:飛鳥涼

作曲:飛鳥涼