雨が降る靴-加藤いづみ

この靴をはく日には

決まって雨が降るのね

It's sad rain

にじんでく信号が

迷子の心写しだしていた

もう終わりさ 昨夜(ゆうべ)の彼の言葉

今も背中にささったままなのに

雨が降る靴をはき

今夜をどうしよう

誰よりも何よりもアナタは近過ぎた

信じてた夢見てた 互いの痛みさえ

分けあえるような そんな日を

この靴をおろした日

二人で夕立ちの中を

走ったね

左手に靴を持ち

右手はあなたの腕にからませた

雲が流れた その瞳の奥は

きっと私より 遠くを見てたのね

雨が降る靴をはき

心をどうしよう

やるせなく傘もなく 夜に流されてく

信じたい夢見たい いつかはこの靴に

笑顔が映る そんな日を

雨が降るくつをはき

ひとりで街をゆく

弱かった震えてた私に手を振って

信じてる夢見てる いつかはこの靴で

青空を蹴る そんな日を

発売日:1991-05-20

歌手:加藤いづみ

作詞:木嶋浩史

作曲:木嶋浩史