迷宮-斉藤由貴

赤い羽根 ひらめかせては

この身体 通り抜ける

深い森 翡翠の泉

水鏡 写りはしない

恋のラビリンス 動けないの

孔雀が 鳴いてる

愛のラビリンス わからないの

あなたを愛しているの けれど何か…

眠らない 何も見えない

ただひとり 疲れきって

恋のラビリンス 動けないの

心が歪んで

愛のラビリンス わからないの

あなたを愛しているの けれど何か…

いつの間に 雨がしのつき

汗ばんだ 気配がよぎる

ゆらめきは 光の魔術

あなたには 見つけられない

溶け出した 時計の針が

(あなたの言った言葉には 千にひとつの嘘もない)

手も足も さしとめてゆく

(その瞳があまりにも優しくて)

崩れ去る 夢の谷間に

(おそらくこれは終らない 恋の悪夢のリフレイン)

現実が 含み笑い

(誰も彼も何も できない)

赤い羽根 ひらめかせては

(七色に飛ぶ魚たち まどろみ香る花達と)

この身体 通り抜ける

(ここは私だけの ラビリンス…)

発売日:1994-12-29

歌手:斉藤由貴

作詞:斉藤由貴

作曲:いしいめぐみ