朝-椎名純平

雨の匂い あいまいな記憶

ひとつずつ辿り ひとつずつしまい込む

その胸に抱く想い

今ははるか遠い あまりにも遠い

また夜が明ける あまりに穏やかに

肌寒い空は澄み渡り

深く突き刺さる あなたの優しさ

ほろ苦い そして美しい

甘い夢に 溺れた日々

ただ永遠だけを ただ夢見がちに

無邪気に 繰り返してた言葉

心に描く理想郷 砂漠に建つ城のよう

また夜が明ける あまりにぶしつけに

悲しみはため息に変わり

口唇に残る あなたへの想い

せめて全て 忘れさせて欲しい 消えうせて欲しい

いつの間にか 奪っていた笑顔

時が来れば取り戻せた筈なのに

また夜が明ける あまりにあたたかく

冷たい体赤く染めてゆく

深く突き刺さる あなたの優しさ

肌寒い空は澄み渡り

行き違いやスレ違いや全て捨て去って

あなたと再び めぐり逢えたなら

発売日:2001-07-18

歌手:椎名純平

作詞:Junpei Shiina

作曲:Junpei Shiina