崩壊の前日-角松敏生

いつも通りの街 ただひとり 彷徨えば

行くあてのない 日々を知らぬ 人々に出会う

にぎわう通り こんなにも素敵

満ち足りてるはずでも

何故なんだ

足りないこと

知っていても

誰もみな そんなこと 気もかけずに

明日がまた やって来ると信じてる

約束もないのに

また日が暮れて行く

どこか遠くの街で 泣いている 愛しい人よ

いつでも会える 思い込んでた ちっぽけな世界も

たったひとつの 出来事だけで

失うほど儚い

誰も来ない

誰もいない

誰のために

僕たちは 生きているの 気づいたなら

無くしたもの 取り戻せる真実と

想い出の街に

今 風が吹いてる

崩壊の前日に 君は何処に いたのだろう

そして今でも 僕たちは ここにいられる

誰もが同じ 痛みと出会う

けれどいつか過ぎ行く

回り巡る

日々の中で

見つけられる

大事なもの それだけを 失わないで

今を生きて

今を見つめ

ほらごらん

大好きな 街にひとつ 灯かりがともりだす

発売日:1999-01-21

歌手:角松敏生

作詞:TOSHIKI KADOMATSU

作曲:TOSHIKI KADOMATSU