巴里の哀歌(うた)-高橋真梨子

白い壁画のよう 雪解けの街

冷たい径 踏み締める やがて春なのに

淋しさの真ん中 罪人になる

古い鍵を 投げ捨てた 祭りのあとで

幸せと名のる駅を 通り過ぎた

涙もろい女だと 誰でもが 噂してる

Adieu, さよなら シャンソンを 口ずさんで

セーヌのほとり 歩いて行きましょう

後ろ髪をひかれ 思わず買う 絵はがきそっと

ペンを走らせる 貴方宛てに

つま先の愛撫を ひもとく夜に

服のままで 付き合った そんな始まり

本気になれないなんて 哀れなほど

見え透いた嘘をついた 吹く風に 襟を立てる

Adieu, さよなら シャンゼリゼ 窓を飾る

ステンドグラス くちづけをしましょう

愛の旅も 今日限りの 別れの哀歌(うた) 憂いを秘めて

時を刻んでる 貴方のために

Adieu, さよなら シャンソンを 口ずさんで

セーヌのほとり 歩いて行きましょう

後ろ髪をひかれ 思わず買う 絵はがきそっと

ペンを走らせる 貴方宛てに

発売日:1996-05-02

歌手:高橋真梨子

作詞:高橋真梨子

作曲:水島康宏