星合いの空まで-加藤いづみ

輝きを失わずに千年も旅して

この空に辿り着いた小さなあの星は

ひと時の輝きを時の果てまで連れてく

僕はその星を手に入れた

大切な人とは 二度と無い日々とは

泉のように湧いた涙とは

さよならを言わずに「僕についておいで」

やがて僕が星になるまでそばにいようよ

夢の波間に舟が止まる

彼女はとても元気だった

つらい宝物を担いだまま僕は

ほどけた様に笑った

いつもここにいるね

言えずに、何も訊かずに、僕も舟に乗った

星空の片隅に浮かんだ僕の想いは

君にだけ輝く星になる

君にふれた声や 君が好きなピアノや

君が見た最後の涙は

相変わらずだから そのままでいるから

きっと来る星合いの空まで連れてくよ

歌手:加藤いづみ

作詞:上田ケンジ

作曲:上田ケンジ