いつも見ていたヒロシマ-吉田拓郎

八月の光が オレを照らし

コンクリート・ジャングル 焼けつく暑さが

オレの心を いらつかせる

いやせない みたせない なぐさめもない

深い祈りと 深い悲しみ 渇いた心をかかえて

オレはどこへ行こう 君はどこへ行く

時はおし流す 幾千の悲しみを

時は苦しめる 幾千の想い出を

焼けつきた都市から 確かな愛が聞こえる

子供らに オレ達が与えるものはあるか

安らかに笑う家は いつまであるか

いつもいつも 遠くから遠くから 見ていたヒロシマ

八月の神が オレを見つめ

コンクリート・ジャングル 逆らう日々が

オレの心を いらだたせる

笑えない 落ち着けない 安らぎもない

唄う敵と 唄う真実 見えない心をいだいて

オレはどこへ行こう 君はどこへ行く

時は忘れ去る 幾千のごまかしを

時は汚してる 幾千のやさしさを

焼けつきた都市から 確かな愛が聞こえる

子供らに オレ達が与えるものはあるか

安らかに笑う家は いつまであるか

いつもいつも 遠くから遠くから 見ていたヒロシマ

発売日:2006-04-05

歌手:吉田拓郎

作詞:岡本おさみ

作曲:吉田拓郎