音の花-折笠富美子

時の泉に 指をひたしたら

秘密にしてた(かくしてた) 傷口鈍く傷んだ

忘れたい想いに 今 さらさら

言の葉がこぼれて

いたずらな風そよぎ 何処かへ連れてく

雲のその上の太陽 遠く拡がるオレンジ

終わりのないこの大空 蘇生する(うまれくる)音楽

ゆるり ゆらり 触れる陸(つち)の温度を感じ 安らいで

ふわり ふわり 拍子(リズム)を確かめながら 刻む

ゆるり ゆるり 落ちる涙(みず)の流れを感じ 見送って

ふわり ふわり 晴るかす その 種の揺るがぬ慕情

夢を見たいと まぶた開いたら

湧き上る力が 居場所を示す

忘れない願いに 今 はらはら

言葉舞い降りる

温かな風ないで 先へと道引く(みちびく)

雲のその下の朝霧 遠くまぶしい銀色

響きわたれこの大空 清らかな旋律(メロディ)

ゆらり ゆらり 理解する(わかる) 花の息吹きを感じ くり返し

きらり きらり 音色(ねいろ)を楽しみながら 弾む

ゆらり ゆらり 渡る蜜の香りを感じ たゆたって

きらり きらり 晴るかす その 種の変わらぬ有情(うじょう)

失くして気づいて見つけ出す本音(うち)に

解き放たれて 心は強くなる

ゆるり ゆらり 触れる陸(つち)の温度を感じ 安らいで

ふわり ふわり 拍子(リズム)を確かめながら 刻む

ゆるり ゆるり 落ちる涙(みず)の流れを感じ 見送って

ふわり ふわり 晴るかす その 種の揺るがぬ慕情

発売日:2005-09-14

歌手:折笠富美子

作詞:折笠富美子

作曲:上野洋子