20才の前で-三田寛子

かなわない 夢だから

きらめきが あるのだと

あなたの 微笑みに

はじかれた 願いごと

いつの日か この恋に

サヨナラを する時も

あなたは そう云って

ピリオドを 打ちますか

つれない 言葉ほど

悲しく 心を 燃やすのを

あなたは 知っていますか

20才の前で 忘れることの

むずかしさを 知りました

苦い思い出を かくす化粧も

こうして上手に なるのですね

意味もなく 前髪を

かきあげて 見せるのは

あなたの まなざしを

見ないふり したいため

ひたむきに 憧れて

好きですと 告げるたび

わたしの 手の中は

からっぽに なってゆく

会えない 時にまた

悲しく ふるえる指先を

あなたに さし出す こともなく

20才の前で 忘れることの

むずかしさを 知りました

痛みまじりの 言葉遊びも

こうして上手に なるのですね

つれない 言葉ほど

悲しく 心を 燃やすのを

あなたは 知っていますか

20才の前で 忘れることの

むずかしさを 知りました

苦い思い出を かくす化粧も

こうして上手に なるのですね

発売日:1999-09-22

歌手:三田寛子

作詞:茅野遊

作曲:小椋佳