ハイスクール・クィーン-石野真子

背のびして唇ふれながら

何げなく片目を開いたら

黄昏が赤く渚を染めて

ときめきの夜を運んでくる

これ以上心が動いたら

夏の日のジェラシー誘いそう

アメリカン・ハットをななめにかぶり

さりげないふりをして逃げ出した

深い仲になるのはまだ早いわ

そんなふうに見ないで

好きというのと 愛というのと

真中あたりで つきあいたいのよ

くちづけもそよ風の気軽さ

想い出を重たくさせないで

想い出はソフトな方がいい

ふり向いた秋が微笑むような

夏の日の出来事にしてほしい

にぎやかな季節におだてられ

わけもなく陽気にふるまって

トラブルも少し起ったけれど

誰もみな大好きなフレンドね

ほんの少しうわさが立つぐらいが

気持のいい仲でしょ

甘いクリーム なめる気分で

おしゃべりしながらはしゃいでいたいの

くちづけも波乗りの素早さ

想い出を重たくさせないで

想い出はソフトな方がいい

ふり向いた秋が微笑むような

夏の日の出来事にしてほしい

発売日:2010-08-18

歌手:石野真子

作詞:阿久悠

作曲:筒美京平