真夏の夜の夢-野口五郎

その時 あなたは バラになり

その時 ぼくは 蝶になり

この世の嘆きや 苦しみを

忘れて覚えた蜜の味

夜霧が窓から しのびこみ

あなたの肌をつつんでも

寒さにめざめることもなく

心のハープをかき鳴らす

ああ かき鳴らす

夢よ 夢よ 夢よ 夢よ 夢よ 夢よ

真夏の夢よ

深い 深い 深い 深い 深い

眠りに誘えよ

あなたはバラ ぼくは蝶

あなたはバラ ぼくは蝶

真夏の夜の夢

その時 あなたは 海になり

その時 ぼくは 舟になり

愛する心を漕ぎながら

月夜の波間を旅に出る

妬みを含んだ潮の香に

あなたは急に咳きこんで

悲しい世界に戻るなら

死んでもいいのと目を伏せる

ああ 目を伏せる

夢よ 夢よ 夢よ 夢よ 夢よ 夢よ

真夏の夢よ

熱い 熱い 熱い 熱い 熱い

想いに誘えよ

あなたは海 ぼくは舟

あなたは海 ぼくは舟

真夏の夜の夢

夢よ 夢よ 夢よ 夢よ 夢よ

真夏の夢よ

あなたは海 ぼくは舟

あなたは海 ぼくは舟

真夏の夜の夢

発売日:1997-04-25

歌手:野口五郎

作詞:阿久悠

作曲:筒美京平