旅のわすれもの-河島英五

もみあっているうちに頬に傷つけた

同じ所に傷をつけて

顔を見合わせて 二人笑った

いさかいのつまらなさを恥じるように

ブロック塀にもたれて

肩の力をぬいたら

また泣けた 雨の夜

青春は 同じ傷の痛み

本当はそっとして欲しかった

さらけだして さらけ合って傷口を

拡げてしまう 若い暴力さ

旅立つお前を引き止めはしない

二人離れた方がいいさ

だけど お前の事を忘れない

かけがえのない時を共に過した

憎み合えたら

もっと楽だったね

ふりそそぐ 雨の夜

青春は違う傷の痛み

本当はそっとして欲しかった

分かり合って 分かち合って 傷口を

深めてしまう 苦いやさしささ

青春は 同じ傷の痛み

本当はそっとして欲しかった

さらけだして さらけ合って傷口を

拡げてしまう 若い暴力さ

発売日:1995-12-13

歌手:河島英五

作詞:河島英五

作曲:河島英五