わたしの恋歌〜水の流れに花びらが〜-菅原やすのり

街を流れる 那賀川の

岸にのこした おもいでは

過去という日の グラビアの

セピア色した 初恋よ

水の流れに花びらが

浮いて沈んで 万華鏡

人の心を思わせて

逃げて招いて 消えてゆく

ああ ふるさとの川

肩にこぼれる白梅や

髪を彩る 紅梅や

春の季節に 頬染めた

純なあの人 どこにいる

人はそぞろに 歩きつつ

あの日あの頃 思い出す

風はつめたく なぶっても

寒さ知らない 日もあった

ああ ふるさとの町

山は緑に 海碧く

道は真白に 陽に映えて

歴史たずねる 街道を

歌をうたって 歩いてた

時の流れに 旅人が

昔恋しと 揺れて行く

古い家並も 松の木も

今は逢えない 人に似て

ああ ふるさとの道

発売日:2000-01-21

歌手:菅原やすのり

作詞:阿久悠

作曲:浜圭介