神様のくれた5分-さだまさし

地下鉄の駅を出た処で 懐しい制服に出会ったわ

あなたの選んだ待ち合わせ場所は 私の学校の近くだった

眩しすぎる初夏の日射しに 立ちのぼる陽炎の向うから

あの日の私が横断歩道を ゆっくりと渡って来る

いくつもの初恋を過ごして

教科書にない恋も学んで

いつも青空を背負っていた私が

傘の差しかたもいつの間にか憶えて

ああ あの頃好きだった人は

いつかイニシャルの向う側に去り

アイスティ越しにあなたを待っている

神様のくれた5分

散水車が町を濡らしてく お店に流れるのはサティ

白い野球部のユニフォーム達が 思い出を横切ってゆく

いくつもの記念日を刻んで

あなたには内緒の日もある

笑顔を作るのが上手な私が

今は泣き顔を演じられる しあわせ

ああ あの頃悲しかったことも

あなたのポロシャツの向う側に去り

アイスティ越しにあなたを待っている

神様のくれた5分

発売日:2004-06-30

歌手:さだまさし

作詞:さだまさし

作曲:さだまさし