自販機でコーヒーを買ったお釣りは 君と僕をつなぐ 魔法のコイン狭い電話ボックスの中 ヒュルリラ 冬の隙間風が啼いてる一番高価な500円玉も この時ばかりは役立たず10円玉の方がずっと偉いんだ 10秒間ずつ君に会える「プルルルル‥プルルルル‥」 Callを無意識に数えてる7回目には 決まって 留守電に変わるもう眠っていたのかな? ‥だと良いな何でもないメッセージを残し 受話器を下ろして気付いた大した用事なんて無いんだ ただ 声が聴きたいんだよ明日の朝に聴くのかな? それなら「おやすみ。。」じゃなかったねまた 君に笑われるや いつものようにまとめて買いすぎたコーヒーガチャガチャと取り出し口につっかえている求めすぎてしまった後に気付く 君の気持ちも一緒なのかなぁ?駅までの上り坂 ペダルの重さと戦ってる君の乗せた あの頃なら 涼しい顔で痩せ我慢して手元が フラフラヘッドライトが照らす夜道に響く 間の抜けた口笛センチメンタルなメロディーほど 力んじゃうんだ 笑わないでよ背中で聴いてたその声も 今は繋がれた受話器の中また 寂しさに負けそうさ 月が滲んでるこっそり予定を聞き出して 週末内緒で 君に会いに行くんだ!勘付かれないように さりげない会話で僅かな糸口を掴んでうまくやるんだ!プルルルル‥ プルルルル‥ プルルルル‥ プルルルル‥プルルルル‥ プルルルル‥ プルルルル‥今夜も 何でもないメッセージを残し 受話器を下ろしかけた時留守電が君に切り替わった 慌てて声も裏返るんだよ「明日の予定は、、どうなってるの!?」 これにて作戦は 丸つぶれまた 君に笑われてる 受話器の奥でもう 切符も買ってるんだ 始発で行くよ