「忘れたくないの」と思えるような そんな思い出に僕はなりたいのさ
「忘れたくないの」と思えるような そんな思い出に僕はなりたいのさ
「確かに君と僕はここにいた」って 笑えるような男に僕はなりたいのさ
なんで最後なのに笑っていたのかも 今ならちゃんと分かるんだけどな
「忘れたくないの」と思えるような そんな思い出に僕はなりたいのさ
「忘れたくないの」と思えるような そんな思い出に僕はなりたいのさ
「確かに君と僕はここにいた」って 笑えるような男に僕はなりたいのさ
なんで最後なのに笑っていたのかも 今ならちゃんと分かるんだけどな
未練だね…
雨の信号はいつも横断歩道のわきでぱっくり口をあけているあなたの卵巣が
今すぐ夕食の食卓にひんぱんに出された玉ネギのミソ汁を頭からかぶり
信号が 実は壊れていたんだと気づいたときにはすでに終わっていたんです
おかあさん 頭がいいのはぼくのせいではないと自己主張するたびに
アメリカの政治家の演説をうのみにしたようなすがすがしい朝の勃起で
上野のアメ横ではやりのジーンズを買い込んで金を使いはたし家族は運命共同体
おかあさん パンツのはけない留置場は寒いです
真紅になっておこり出し「ゼイタクは敵だ」などと勝手なことをほざいたので
「オマエなんか生まれてこなけりゃよかったんだ!この貧乏人め!」と
おかあさん いい加減あなたの顔は忘れてしまいました
皮下脂肪のしつこさが耐え切れず 赤紫の玄関口で一人で泣いていたんです
おかあさん 今朝から下痢が止まらないのです
おかあさん 血管もちぎれてしまったみたいです
おかあさん 血が止まらないのです