夢の抜け殻-霜月はるか

明けぬ薄闇に遠い面影を浮かべても

届かない世界に落ちるだけ

錆びた歯車が廻り やがて止まる運命(さだめ)を

映しながら独り立ち尽くした

もしも私があの日に帰れるのなら

空の色が眩しすぎて泣くのでしょうか

全ての終焉(おわり)を見つめ

取り残された花が

そっと小さく吐(つ)いた溜息

愛の記憶を刻んだ 夢の抜け殻に

光過ぎ去れば影もいずれ消える運命(さだめ)を

知るだけでは何も変わりはしない

もしも貴方に再び出逢えるのなら

約束などしなくていい

ただ微笑んで

全てを失いながら忘れられない街で

今も云えない想い囁く

愛の言葉を刻んだ 夢の抜け殻に

全ての終焉(おわり)を見つめ

取り残された花よ

どうか この地で静かに眠れ

祈る両手に包んだ 夢の抜け殻と

発売日:2016-08-10

歌手:霜月はるか

作詞:日山尚

作曲:霜月はるか