絶望グッドバイ-藤井隆

粉雪がタンゴ踊ってる

ねえ素敵ねと君は言う

駅員さんが背を向けた 

隙にキスした

100年の孤独だけ 

抱きしめて

真冬のホームでぼくたち影絵のよう

距離が離れたら 

愛も壊れる

自分の生き方を

変えない君が好きだよ

この世の終わりまで

一緒に生きたいけれど

無理に笑っても瞳だけ泣いてるね

絶望 

雪の汽車が旅立つ

最後にマイクを持つ真似で

デッキで何か歌ったね

汽笛に声はかき消され 

パントマイムさ

深夜までカラオケで

ねばったね

あんなに綺麗にハモって歌えたのに

ぼくのズック靴 

いつも躓く

希望のマッチ擦る 

煙草をくわえたぼくに

背伸びをする君の

炎はいつも揺らいだ

愛は風の中揺れて動く火さ

絶望 

思い出だけが残る

自分の生き方を

変えない君が好きだよ

この世の終わりまで

一緒に生きたいけれど

無理に笑っても瞳だけ泣いてるね

絶望 

雪の汽車が旅立つ

発売日:2002-07-01

歌手:藤井隆

作詞:松本隆

作曲:筒美京平