だから-aiko

古いビルの壁に染み込んだ雨のように

もう心の色も元に戻らないよ

何度も塗った空に ひとつだけ雲が落ちた

それはあなたが泣いて作った空

全部吐き出して涙も鼻水も

少し眠ればいい 起きていてもいいよ

あたしはあなたになれない

だからずっと楽しいんだよ

苦しくてもどんなに悲しくても

一緒にいれば何が見えてくるの

あなただけに話すから

痛みを分けあえるメーターがあったら

目を見る事を忘れ目盛り見て

それはそれでうまくいかないさ

だからあなたの肌を触らせてよ

わからないから触らせてよ

まんまるな日に心細くいびつな紐

わざと巻いてしまう ふざけた二人の指

簡単な事で捻れて氷は溶け時が過ぎて

上と下濃さの違うジュース

いつでも思い出せる過去があるの

あなたも持っている記憶

二人も一人も同じなんだと

思える日もあれば 孤独な日もあって

わがままにこれからも生きていこう

だらしないねと笑っていたいの

わからないからそばにいたいの

いつかまた 声を上げて泣く日が来たら

きっとあたしもあなたの目の奥を見て

これ以上ない声で泣くの

痛みを分けあえるメーターがあったら

目を見る事を忘れ目盛り見て

それはそれでうまくいかないさ

だからあなたの肌を触らせてよ

わからないから触らせてよ

発売日:2018-06-06

歌手:aiko

作詞:AIKO

作曲:AIKO