猫にサイダー-サイダーガール

ほんの少しの小銭詰めてさ

下駄の音鳴らせばいつもの景色は何も無い

倍の速さで時間は過ぎる

顔がにやけちゃったら綿菓子を頬張れ

「寄り道してるとすぐ道に迷うぞ」

通り猫が招いてる

ボヤッとした暑さの中じゃ溶けてしまいそうで

ラムネのビー玉取ろうとしてたあの日を団扇で扇ぐ

夜が終わって朝になって

スニーカーで飛び出してもあの日の景色が何も無い

倍の速さで時間は過ぎる

はずがいつになっても太陽が居座ってら

「縁日気分が今も抜けないぞ」

なんて一人思うのだ

カラッとした空の下じゃ消えてしまいそうで

打ち上げ花火を二人で見てたあの日をお面で隠す

過去になったあの日君と強く手を繋いで

二人だけの秘密基地へ 誰も知らない場所へ

人ごみを抜け 坂を登り

森を抜けて 闇の中へ

じめっとした闇の中じゃ君を見失って

忘れてしまいそうになるからこの手だけは離さないでね

発売日:2021-12-01

歌手:サイダーガール

作詞:

作曲: