朔望-ミチカケ--喜多村英梨

並んで歩くあなたと私 いつからか

沈黙が包むようになったのは

(笑顔を見てるだけで

ふたりでただいるだけで

ほかに何もいらなかった)

幻のよう

君が光をまとうたび 孤独で心が満たされる

(このままでずっといたい)

いつか僕の知らぬ顔で 手の届かぬよな遠い場所

飛び立ちそうで

細く輝く月を見上げ

冬の空気 胸に吸い込む

締めつけられるこの痛みは

氷るような夜と 君のまなざし

この身の中 疼く

降り続けてた雪が 昨日の足跡も

吐き出した言葉も覆い隠した

(大切な友達と

これからも 信じていた

なのになぜ? こんな風に)

泡沫(うたかた)のよう

蝶は花で羽をやすめ やがて空へ消えていくもの

(僕だけを見てほしい)

いつかこんな日が来ること 気づかぬふりして永遠を

望んでいたの

蒼く輝く月の下で

白い息が 消えるみたいに

胸を刺してるあの言葉を

忘れてしまえれば いつものように

笑うことができる?

冷たく光る月の影も

時がたてば いつかは満ちる

溢れた涙 凍って砕け

もう戻せはしない 大切なもの

失くしたくないのに…

発売日:2009-01-21

歌手:喜多村英梨

作詞:Ai * Mei Gui

作曲:小松一也