桜ヶ丘-木根尚登

遠くに見える高い銀の電波塔

知らないうちに河もきれいになった

幼い頃に父親の手に引かれて 歩いた道は

ただ風が吹いている

何だか急に心は切なくなって

若い日のように ときめき探しているよ

今まで幾つ嘘を重ねてきたの

同じ思いに気づいたよ

あの頃の面影を見て

桜ヶ丘まで歩いてみたよ

夢の途中で座り込む 人だまりを抜け

信じた分だけ 痛みを感じた

だけど確かに覚えてる

あの手の温もり

郵便局の前でふと立ち止まる

思い出の中の君に伝えたいこと

紙ひこうきに書いた僕のメッセージ

木立を抜けて光の線に吸い込まれ

消えて行ったよ

桜ヶ丘まで歩いてみたよ

行幸橋の交差点 胸にしみる空

子供たちが行く むじゃきに笑って

うつむいてなんかいられない

また歩き出した

桜ヶ丘まで歩いてみたよ

夢の途中で座り込む 人だまりを抜け

信じた分だけ 痛みを感じた

だけど確かに覚えてる

あの手の温もり

発売日:2007-04-04

歌手:木根尚登

作詞:木根尚登

作曲:木根尚登