柔らかいローウィン-藍坊主

「きっと、月の裏側で、ウサギは、涙を流し、

蒼い星に帰りたい、そう想い、泣いている。」

そっと、呟いた君は、地面に、月を描いた

赤くはれた、目を細め、イビツに、3個、作った

つつかれた、ダンゴムシのように、丸くなる

君の、しゃがんだ、その背中

痛みはもう、君の頬を濡らし

光に、揺れた

ローウィン、ローウィン、ローウォン

全てを、銀に、染めてしまう

もう泣かなくていいよ

「今は、遠いとこだけど、いつか、旅行に行けるよ。

そしたら、迎えにゆこう、僕が運転するから。」

バカだね、と、君は泣き笑い

もう一つ、イビツな月を、描きました

痛みはもう、君の頬を濡らし

光に、揺れた

ローウィン、ローウィン、ローウォン

全てを、銀に、染めてしまう

もう泣かなくていいよ

泡のように、空へ昇ってゆく

光に、揺れて

ローウィン、ローウィン、ローウォン

イビツな月が、柔らかさに、見えて。

発売日:2006-04-26

歌手:藍坊主

作詞:佐々木健太

作曲:佐々木健太