萼―utena―-志方あきこ

遠くで聞こえる 僕を呼ぶ声

夢と現(うつつ)が溶け出す

─あの時両手を伸ばせたのなら─

飲み込めずにただ

時に揺られ流される

彷徨うことさえ

赦(ゆる)されぬのなら

嵐に立ち 雨を飲んで

しずく纏う花片(はなびら)になれ

Messiah

透明な命を燃やして艶やかに綻(ほころ)ぶ花

壊れた心を染め上げて

誇り高く

舞い踊れ

季節に留(とど)まる固い蕾に

あなたは光を教えた

閉ざした心の扉叩いて

ひだまりの中で

僕の孤独を洗った

忘れてしまった

僕の色を その形を

取り戻そう

在りし日のまま

Messiah

透明な命を奏でて鮮やかに乱れる花

あなたを失くした香りまで

漂わせて

咲け

遠くで聞こえる 僕を呼ぶ声

手繰り寄せてた いつでも

季節を忘れた青い蕾は

あなたへと咲く

Messiah

透明な命を燃やして艶やかに綻ぶ花

壊れた心を染め上げて

誇り高く

舞い踊れ

発売日:2013-10-23

歌手:志方あきこ

作詞:天野月

作曲:志方あきこ