鏡-谷山浩子

眠りの中いつまでも 暮れない黄昏

昏い西日の焼けつく ひび割れたガラス窓

あなたを殺しつづける 夢から醒めない

叫びつづけるナイフが この手から離れない

ねえ 鏡はどこ? 鏡はどこ?

なぜどこにも 鏡がないの?

鏡はどこ? 鏡はどこ?

わたしの顔 わたしの声

飽きもせずにくりかえす 同じ夢の中

死骸だけがふえてゆく わたしの部屋の中に

遠い昔 一度だけ みつめたあなたが

私の夢をうずめる 惨い過ちのように

ねえ 鏡はどこ? 鏡はどこ?

なぜどこにも 鏡がないの?

わたしはどこ? わたしはどこ?

記憶の底 横切る影

ねえ 愛してると 愛してると

ささやいてよ ただ繰り返し

波のように 歌のように

ささやいてよ ただ繰り返し

愛してると 愛してると

ささやいてよ ただ繰り返し

波のように 歌のように

ささやいてよ ただ繰り返し

発売日:1994-07-21

歌手:谷山浩子

作詞:谷山浩子

作曲:谷山浩子