星の謡-Kalafina

奇麗な空が見えた

月の無い夜だった

闇が光を帯びたように見えた

その星はまだ白く

今すぐ届きそうで

手を伸ばしたら

冬の風が吹いた

僕等が行くその場所はきっと嵐になるんだろう

誰もが望むもの

欲しがって進む限り

夢の大地に立って

君の瞳に合って

僕等は何を奪い

何を探しに行くんだろう

祈りはそこにあって

ただ君の手を取って

轟く未来 草の海

天を統(す)べる日まで

君は奇麗な声で

空の嘆きを詠う

僕は光の粒さえ蹴散らして

それでも二人だけに

見えるものがあるなら

空が落とす雫を受け止めて

きっと明日はもう少し

高く遠く飛べるだろう

夢よ遊べ今は

幻が君の真実

憧れだけがあって

その声が呼ぶ方へ

僕等は誰に出会い

何を失くして泣くんだろう

賭けるものも無くて

ただ君の手を取って

響けよ未来 星のうた

空を手に入れたい

夢の謡(うたい)

遠い空に灯火は光る

君の合図で夜明けが始まる

発売日:2010-03-17

歌手:Kalafina

作詞:梶浦由記

作曲:梶浦由記