天才とは-中村一義

夕方みんなでね、有能な天才、三人思い出してたんだよ。

もうさ、あいつなんて、全部自分の名前で。

僕は有名なグループなんで…あっ! 四人必要だ。

“天才”は、今、みんなが知ってる“天才”であり、いい奴なんで、

今、昔が溢れたって、いいって。だって、本物はある。

世紀も末なのに、まだバスに頼ろうとしてるようなもんだが、

いいんだ。僕等は年中その先見てるし、

夜は月が照るんだ。心配は、もう無用だ。

膨大な数の人みんなが天才であり、創造者なんで、

「今、全てが溢れちゃって」なんて言うなって。偶然は巡る!

ぞんざいな、この地球(ほし)のみんなは、雄大な大宇宙へと響く、

言葉を知ってるんだって。本当だって。本物はある。

あぁ、そういや、年代も溶けるようだな。

そういや、なんか子供になれそうだ。

ウッソー!? イヤ? そうなら…いいなぁ。

“天才”は、今、みんなが知っても“天才”であり、変わらないんで、

今、昔が溢れたって、いいって。だってさ、天才は残る。

天才は国の枠とってさ、永遠であり、見えはしないね。

魔法をかけてったんで、今日も今日も天才が育つ。

ねぇ、効いてる?

あぁ、そういや、みんなが集まりそうなんだ。

ウッソー!? イヤ? そうなら…いいなぁ。

発売日:1997-06-18

歌手:中村一義

作詞:中村一義

作曲:中村一義