十九の春-神野美伽+後藤次利

私(わたし)があなたにほれたのは

ちょうど十九の春でした

いまさら離縁(りえん)というならば

もとの十九にしておくれ

もとの十九にするならば

庭の枯木を見てごらん

枯木に花が咲いたなら

十九にするのもやすけれど

みすて心(こころ)があるならば

早くお知らせ下さいね

年も若くあるうちに

思い残すな明日(あす)の花

一銭(せん)二銭(せん)の葉書さえ

千里万里と旅をする

同じコザ市に住みながら

あえぬ吾(わ)が身のせつなさよ

主(ぬし)さん主(ぬし)さんと呼んだとて

主さんにゃ立派な方がある

いくら主さんと呼んだとて

一生忘れぬ片思い

奥山住まいのウグイスは

梅の小枝で昼寝して

春が来るよな夢をみて

ホケキョホケキョと鳴いていた

発売日:2013-09-04

歌手:神野美伽+後藤次利

作詞:沖縄俗謡歌・補作詞:本竹裕助

作曲:沖縄俗謡歌