こころのしずく-moumoon

砂浜を裸足で歩く その姿

僕は遠くから それを眺めていた

それとなく

名前も知らない笑顔に惹かれたのは

多分 きみが僕に似ていたからだろう

どことなく

こころの音が

シンクロしてゆく

黄昏に目を閉じた

一歩ずつでも

互いに 近づき

ヴェールが脱げてく

明日も 会いたい

ぼくは恋をした

こんなにも 高鳴ってる

きみは 海のよう

深く澄んだ瞳に

さらわれそうだから

なぜ独りで

寂しげな顔していたのかも

訊けずにいた

お気に入りの物語や

あのうたを

口ずさむ 二人の日々が

続くこと

願っていた

別れの ことば

俯く 横顔

しずくが すべりおちて

どこか 遠くへ

離れていくようで

きみを 引き止めた

消え入るような

かなしい背中は

こんなにも震えてる

きみは 波のよう

荒れ狂うように

揺れ動くこころを

守りたくて

抱きしめたよ

ぼくのそばで わらっていてよと

あれから

きみには

あえなくて

探して 叫んで

待ち続けていたんだ

どこにいるの、なにしてるの

ぼくは ここにいるのに

戻ってきてよ

置いていかないで

ひとりきり

こころの音に

耳を傾けて

何かを思い出した

どれほど長く

忘れていたんだろう

あたたかな痛み

あの日確かに

ぼくは 恋をした

こんなにも せつなくて

きみは海のよう

荒れ狂うように

揺れ動くそこから

あふれだした

きれいな光

僕の頬を

濡らしていた

発売日:2008-06-04

歌手:moumoon

作詞:YUKA

作曲:K.MASAKI