月の赤ん坊-中島みゆき

閉ざしておいた筈の窓をすり抜け

子守歌が流れてる

裸足のままで蒼い窓辺に立てば

折れそうな三日月

だれが歌っているの だれが叫んでいるの

なんでもないよと答えた日からひとりになったの

笑顔のままで蒼ざめきった月は

今にも折れそう

大人になんか僕はなりたくないと

だれかを責めた時から

子供はきっとひとつ覚えてしまう

大人のやりくち

君はいくつになるの 明日いくつになるの

恐いもの何もないと言えたら大人と呼ぼうね

子供はいつもそれと知らないうちに

大人に変わるよ

だれが歌っているの だれが叫んでいるの

なんでもないよと答えた日からひとりになったの

夜になるたび月は子供に帰り

ひとりを恐がる

夜になるたび月は子供に帰り

ひとりを恐がる

発売日:2001-04-18

歌手:中島みゆき

作詞:中島みゆき

作曲:中島みゆき