ばらのナミダ-ChouCho

乾いた何も無いこの土地に

花の種を君は一粒蒔いたんだ

柔らかい眼差しに守られて

黒い殻を破り生まれて来た

ただ繰り返されてく毎日は

温かくて退屈な日々だった

朝の光は白い傘のように

この瞳遮ってしまう

まだ蕾のまま まだ花開かない

自分自身に苛立ってたんだ

無力なわたしの隣にいつだって

君はいてくれると思ってたのに

ねえ君は少しずつ旅立ちのための準備

始めていたんだね

わたしは目の前しか見えなくて

その変化に気付けなかったみたい

それは突然過ぎる別れだった

何もかも変わってしまう

まだ蕾のまま まだ花開かない

わたしには君が支えだったんだ

くだらない会話 笑い合っていた

永遠に続くはずなかったのに

もう会えないの?

もう話せないの?

もうわたしのこと叱らないの?

もう戻れないの?

もう帰れないの?

あの頃には

いつの間にか赤い花は咲いていた

それなのに君はもうここにいない

もしも一つだけ 願い叶うなら

この姿君に見せたかったよ

だけどこの空で 遥かなる空で

君が見守っていてくれるなら

今も胸に残る あの日の景色を

切り取ってまだ生きていけるよ

こぼれた涙で 輝いて咲いてく

発売日:2013-12-25

歌手:ChouCho

作詞:ChouCho

作曲:片山義美