Glorious Unseen-ピコ

もう

何も感じなくなって

随分経ったみたいだ

そう

膝を抱えたまま

動けないでいる

本で読んだ

「その向こうは

光が溢れてる」

まやかしだ

嘘つきだ

消えて

目を閉じればきっと

鮮やかな日々と

苦しいくらい僕を

求めてくれてる

そう信じたいな

この世界が全て

優しさで満ちていたら

生きて行けるかな

何もかも全て

忘れ去ってしまえたら

苦しくないかな

ねえ

街は今日も息をしてる

誰か どこか 遠く

明日僕は生きている?

沈む 沈む

黒い染みが

壁の隙間

ドロドロ溢れてた

「嘘じゃないさ、

僕の目には確かに映っていた」

古い映画

セピアカラー

8mmのテープ

消えないノイズ

目を覚ませばきっと

変わらない日々と

悲しいくらい意味を

為さなかった僕を

誰が信じるんだ

この世界は全て

悲しみで満ちているから

強くなれるかな

何もかも全て

目に焼きついているから

強くはないかな

でも

言葉じゃなくて

その確かなイメージで誰か

僕の名前を呼んでいる

きっとそんな気がするんだ

目を覚ませばきっと

変わらない日々と

変わりたくて意味を

求めてる僕を

誰か信じてよ

この世界を全て

見渡すことができたら

強くなれるかな

何もかも全て

目に見えないままでも

強くなれるから

そう

言葉じゃなくて

その確かなイメージがあって

古い本を開く

「その向こうはきっと

光が溢れてる」

まやかしじゃない

嘘つきじゃない

発売日:2015-09-30

歌手:ピコ

作詞:毛蟹

作曲:毛蟹