遠い5月の真昼の海-西脇唯

彼女のことが好きだとあなたは言ってる

ぬるいコーヒーを私は飲みつづけてる

波は光をあびて 船はかがやいてる

あなたのどこかがずっと少し嫌いだった

だけどそれを忘れるほど 好きだった

「煙草吸ってもいいかな?」なんて そんなことはじめて言ったね

ちょっと前まで楽しかったね

もうあんな風には笑えないのかな

こんな5月の真昼の海は

恋のまっただなかに来たかったね 手をつないで

うつむくのはやめようとすわり直せば

ぶつけようのない気持ちがよりかかってくる

雲は夏のかたちを 窓の中に作る

さっき食べたランチが胸につかえている

外にでて風にあたりにいこうと

そっと背中をのばして一人 砂浜を歩きはじめた

会いたいときに会えたことって

そんなになかったね 都合ばかり見てた

アキラメナイデ 気持ちがさわぐ

あなたのつらそうな ほっとしてる顔のとなりで

ずっとそばにいると言ってもそれはいつまで?

恋のために2日も休むような そんなあなたじゃない

ちょっと前まで楽しかったね

もうあんな風には笑えないのかな

こんな5月の真昼の海は

恋のまっただなかに来たかったな 手をつないで

発売日:1995-03-16

歌手:西脇唯

作詞:西脇唯

作曲:西脇唯