夕景-叙情四重奏「カノン」

あゝ言葉の隙間埋める様に

古い自販機で二つソーダを買って

誰もいないホームに二人きり

できるだけ普通にしていたかったけど

“指切り、いつかこの場所で きっとまた会える”って

“その日も変わらない貴方でいて”

答えは言えぬままこの手握り返した

泪声悟られるのが怖かったから

あゝ気付けば西の空は燃えて

並ぶ二つの影が細く伸びた

遠くから響く汽笛の音

若すぎたこの恋の終わり告げる

さよなら、僕は狡いから 思ってもない癖に

背中押す言葉を探していた

君も同じ様に無理に強がってたろう

頷いた両肩が震えてたから

遠く東の空に丸い月が上って

君がこの街にはもういなくって

僕は誰もいないホームで一人きり

手を振った方角をただ見つめていた

発売日:2016-02-10

歌手:叙情四重奏「カノン」

作詞:

作曲:Shuri.INC