62-シュノーケル

人気ない バルコニー肩寄せて

ラララ 同じ空を見上げてた

62m先 工事中の目覚ましが

夕暮れ鳴り響く舗道

よく通ったカフェテラス 少し苦い珈琲

君が好きだったテーブル

602号室の鍵 錆びついたドアの向こう

ずっと空けたままの場所

隙間から差し込む光 キラキラ舞い上がる埃

君がくれたいくつかの嘘

目を閉じてそっと耳をすませば 今も残る鼓動響く

思い出ばかり詰め込んだバッグ 君と歩んできた分だけ

大切にしまいこんだまま 別々の方向へ

62ページ目にある短い夢物語

挿絵に描かれた二つの影

おとぎの城に向かって 手をつなぐ後ろ姿

真っ白な夜に包まれて

左手にずっと君のぬくもり 振り払えないままいたよ

消せない影を見ないふりして いつも強がり言ってただけ

気がつけば大切な日々は 何も言わず過ぎていく

思い出ばかり詰め込んだバッグ 君と歩んできた分だけ

大切にしまいこんだまま 別々の方向へ

ひとりきり バルコニー佇んだ

ラララ 同じ空を見上げてる

発売日:2006-04-26

歌手:シュノーケル

作詞:西村晋弥

作曲:西村晋弥