ひとりっきりの夏は-南野陽子

あなたにサヨナラを あげた日から

トキメク気持ちさえ

あの娘にさらわれたみたい

そっと日傘のかげで つくタメ息

海沿いのアスファルト

立ちすくんでるの…ダ・メ・ネ

ひとりっきりの夏は

あなたばかりを ふりむいてしまう

とおりすぎた道は

あざやかだった 昨日がいっぱい

痛いほどきらめく…「あの頃に戻りたい…」

ガードレールの向こう

濡れた浜辺

まっ赤なビーチボール

イジワルなほど はしゃいでる

あなたはポケットに

かくしてたね

あの娘の写真だって

気がついてたのよ…ソ・ウ・ネ

ひとりっきりの夏は

笑い声だけ 思い出すけれど

不安かさねながら

そしらぬ顔で 涙を抱いてた

問いつめてしまえば…「サヨナラになるから…」

そう 無邪気な笑顔で

困らせたワ

つぎはなせなくなるって

みぬいていたのよ…ソ・ウ・ネ

ひとりっきりの夏は

ムリしてつなぐ 愛をほどくため

いつか見つけ出すわ

同じ心で よりそえる恋人(ひと)を

痛いほどきらめく…「あの頃を残して…」

ひとりっきりの夏は

あなたばかりを ふりむいてしまう

とおりすぎた道は

あざやかだった 昨日がいっぱい

痛いほどきらめく…「あの頃に戻りたい…」

ひとりっきりの夏は

笑い声だけ 思い出すけれど

不安かさねながら

そしらぬ顔で 涙を抱いてた

問いつめてしまえば…「サヨナラになるから…」

発売日:1998-08-21

歌手:南野陽子

作詞:小倉めぐみ

作曲:亀井登志夫