道-志賀勝

(セリフ)「わいは役者の志賀 勝や

知ってる人はよう知ってる

けど知らん人はまったく知らん

しやからもっと有名になりたい

金もぎょうさんほしい

出来たら女にもとことん惚れてみたい」

一度選んだ この道は

何があろうが 人様に

とやかく云われる 筋はない

こうと決めたらどこまでも

やってやりぬく ど根性

(セリフ)「若いうちに恥と尻は

なんぼでもかきなはれ

けどな義理だけはかいたらあかん

人間汗水流して働いてこそ

道はひらけんのとちがうか」

惚れたあなたに このまんま

強く抱かれて 死にたいと

すがる女が いじらしい

倖せ薄い 日陰花[ひかげばな]

傷を背負って 生きる奴

(セリフ)「あんたなぁ 九州の入口みたいにもじもじせんと

惚れた女やったら しっかり 抱いたらんかい

それがほんまの 男ちゅうもんやで」

生きてきたのが 一人なら

死んでゆくのも また一人

見知らぬ誰かと 語ろうと

酒を相手に 愚痴ろうと

それも人生 歩く道

(セリフ)「そこの兄ちゃんと姉ちゃん あっ

それからそっちゃのおっちゃんとおばちゃん

これからも元気で頑張っておくんなはれや

ほな さいなら」

歌手:志賀勝

作詞:賀川幸生

作曲:賀川幸生