ウソノイロ-GRANRODEO

僕らが知ったつもりでいた嘘は

互いの思い込みが深まって真実にさえならなかった

まるで呼吸をするように咲いた

喜びとか悲しみの花に色を染められなかった

交わせば交わすほど無意味が口をこぼれて

本当に大事なカタマリは夢中で空気に溶けた

最期にしようと決意した仮初は

真円を描く事ない光の束のように

なんて足りない情けだと嘆いても

失うものが多過ぎて気にするほどじゃない

どこかで錯覚しなければいつも

自分と対峙する鏡だってそれさえ重ならなかった

君よりも上手に嘘をついて

勝ち誇る卑しさが癖になって割り切る事ができなかった

思えば思うほど涙はつまらなくなって

瞼にうかぶ笑顔は何を告げたか分からなくなった

最期に言おうと用意した祝福を

分かち合うなら闇を照らさなくてもいいのに

ほんの少しの嘘が残ってるなら

背中に貼りついた出会いを消してしまおう

君が願った嘘と真実は今や

いつも先回りしてた僕の後悔

かみしめても目の前を染めるのは

他愛もない嘘の色

最後にしようと決意した仮初は

真円を描く事ない光の束のように

なんて足りない情けだと嘆いても

失うものが多過ぎて

悲しみもゆき過ぎて

気にするほどじゃない

発売日:2011-04-06

歌手:GRANRODEO

作詞:KISHOW TANIYAMA

作曲:MASAAKI IIZUKA