ふと 街を見下ろせるあの場所 行こうと思った まだ微かに星が見える薄暗い時 朝靄の中 歩き出した 葉のない並木道 無彩色のこの景色 音のない世界 空しく響く呼吸 まだ芽のない小枝に あの日消えた君を今重ねた 色 音 光 ない 世界に一人だけ 君のあの言葉 何を意味したんだろう 悴んだ手を暖めようと 息を吹きかけるけど 冷たいままの手 ため息では駄目だ 細い坂道を登っていく 石段登ってく この足は重い やっと辿り着いた 目の前に自分の影が伸びて 僕は振り向いた 色 音 光って 靄の海 ビルの影 キラキラ 幻 君に届きそうだ 甘い記憶辿った 現実を知りながらも あまりに綺麗な 幻のような朝の中で 動き出した 色 音 光って 靄の海 ビルの影 小鳥たちの鳴き声 心まで 照らして 発売日:2006-11-22 歌手:C-999 作詞:遠藤慎平 作曲:遠藤慎平