Base Make-OBP

いつまでも現実にならない二人は

夜明けになれば薄れてゆくでしょう

朝の光が私を容赦なく射すから

今は夜の闇くらいがちょうどいいの

マスカラを足す度 シャドウを馴染ます度

欲深い自分が目の前の鏡に映し出される

どんな犠牲を払おうか どんな傷を付けようか

それをベースにして メイクを仕上げてゆく

不純に見えるこの行為 なのに純粋なこの気持ち

理性的であればあるほどに その表情は逆の意味を含む

私の頬をなぞるあなたのその手は

昨日の涙の跡を追っている

朝方 目元に忍ばせた浅い罠は

あなたを深い罪悪へ誘い込むの

ルージュを引く度 チークをのせる度

か弱い私があなたの瞳に映し出される

どんな報いを受けようか どんな罪を背負おうか

それをベースにして メイクを仕上げてゆく

「永遠」はくすんでしまう なぜか「儚い」と輝くの

優しければ優しいほどに その表情は逆の意味を含む

普段は目立たないように 重ねて 重ねて 隠している

少し崩れても大丈夫よ メイク直しのポイントくらい押えているわ

どんな犠牲を払おうか どんな傷を付けようか

それをベースにして メイクを仕上げてゆく

不純に見えるこの行為 なのに純粋なこの気持ち

理性的であればあるほどに その表情は逆の意味を含む

発売日:2019-09-25

歌手:OBP

作詞:鎌倉圭

作曲:鎌倉圭