原色の灯-siren

遠くに見えてた汽車のヒカリが目を眩(くら)ましてゆく

解(ほど)けかけた靴紐には僕も気付いていた

そして遠い景色のように

ゆれてる模型のような送電線を

片手でなぞりながら ふと呟く

「僕達は都会の空にどれだけの夢を描くの…?」

ビルの陰にかくれたあの星もいつかは

涙の跡をたどり消えていた…

優しさや はにかんだ笑顔を鏡に映すと

孤独な自分のエゴだったと君は言った

そして遠い景色のように

ゆれてる模型のような原色の灯が

僕を照らして…

「僕達は都会の空にどれだけの夢を描くの…?」

解けていた靴紐を結び直してたら

涙の滴が地面をぬらしてた

僕達は遠くの空にそれぞれの夢を描いて

飾り立てた理想の答えというモノを必死で探すように

遠ざかる景色を背にし 荷物かかえ歩き出すのか

解けていた靴紐をまた結び直して

無碍(むげ)に咲く原色の灯を目指して…

発売日:2001-08-29

歌手:siren

作詞:大野一成

作曲:宮脇哲・宅見将典